
朝5時過ぎに起きた。外はまだ真っ暗だった。
万全の防寒対策をした。寝る時に着ている薄手のトレーナークラスの極暖インナーを着てダウンも着込み、ズボンの下にはタイツも履き、バラクラバで顔を覆い、もちろん帽子も被って、手袋をし、ヘッドランプも持って外に出た。宿が尾根上にあることもあってか、収束した風が吹き抜けてめちゃくちゃ風が強かった。かなり寒かったが、完全防備ゆえに大きな問題はなかった。

夜景モードで撮ったので
山が見えているが
実際はほぼほぼ真っ暗
星がまたたいて綺麗だった

寺外周に設置されたマニ車
夜は街灯的要素も兼ねてか
明るく照らされていた

テンボチェ寺院正面玄関
門は閉ざされ、人気も全く無い
日の出までにはまだ時間があったので、寺院の前の広場的になっているこの場所には誰もいなかった。そしてここも北風が強く寒い。仏塔近くに建てられた旗がかなりの音をたててはためいていた。

寺院前にある宿 ヒマラヤンホテルと
カムテカ(カンテガ)
カムテカはもはやその名の通り
犬というよりも鞍感

強風にはためいていた旗
上記写真は夜景モードで撮っているのでかなり補正されていて明るいが、まだ夜は明けていないのでほぼ真っ暗けだ。写真を撮ったりしているそんな中、向こうから歩いてくる何かがいた。犬だ。その犬は、スタスタと歩いてきたと思うと、自分の横でおすわりをした。メッチャ可愛かった。
多分昼間とかに同じようにすると、おやつをくれる欧米人とかがいるのだと思われるが、残念ながら自分は何も持っていないのでやることはできない。あまりの可愛さに余程撫でようかと思ったが、野良でノミとかがいる可能性もあるし、機嫌を損ねてガブッとやられると狂犬病の可能性もあるのでぐっとこらえてやめておいた。「寒いな」とか、「なにもやるもんはないんや、ごめんやで」などと話しかけてみたが、特に反応することもなく、大人しくそこにいつづけたが、しばらくするとすうっと立ち上がって、タッタッタと走っていってしまった。

しょぼくれおすわりをしている犬
フラッシュ撮影なので見えているが
実際は暗闇で黒い犬なので
良く見ないとわからないレベルだ

これがそのまま撮った時の写真
真っ暗け・・・
一通り写真などを撮ってすることもなくなったので、寒さを凌ぐためにドデカマニ車小屋にちょっと入らせてもらって待ったりしつつ、そんなことをしているうちに、徐々に空が僅かに明るくなってきた。この頃には周辺ホテルに宿泊している欧米人も、ちらほら日の出見学に出てきていた。
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少し明るくなってきてから撮った
寺院前広場の360度動画

まだ暗い状態から

ずいぶん明るくなった
しかしまだ山に日は当たっていない

寺院の電気も消え
はっきりと見えるように


そして遂にローツェにかかった雲が
オレンジに染まり始めた

赤く染まるローツェ

早々に雲もたなびく

さらに赤く染まる

左側奥にあるエベレストも
オレンジ色に
この山に朝日があたって赤く輝くことを
モルゲンロートと言うらしい
(ドイツ語でモルゲン=朝 ロート=赤)
モルゲンロートが綺麗に見られるのはどんな時? - 山と溪谷オンライン
そしてローツェは日射の影響で
雲沸き立ちまくり
太陽光恐るべし
エベレストよりもローツェの方がきれいに日が当たるのでそっちをメインに撮ってしまったが、ローツェとエベレストのモルゲンロートを十分に堪能した。

バラクラバをした、ほぼ強盗なおじさん
日の出を満喫
そんな訳で、モルゲンロート(日の出)見学ツアーは終了。寺院外周のマニ車を回して(マニ車は時計回りで回すという鉄則があります)宿へと戻った。起きていた妻に綺麗だったと話すと、明日は自分も見に行きたいという。で、その後は朝食。

手前はお父さんのトーストと卵焼き
奥は筆者のチャパティとスープ

こちらは妻が食べたチベタンブレッド
チベットの揚げパンである
(※上記2枚は妻撮影)
さて、この日はテンボチェ・リに登る日である。4100m地点まで、今までのトレッキングとは違って街道ではなく、まさに登山道をゆくことになる。予定出発時間は8時。それまで朝食後の時間をのんびりと過ごしたのだった。